証券取引所の取引時間は何時から何時まで?

投稿者: | 2015年7月22日

日本にある証券取引所で最も大きいのが「東京証券取引所」、いわゆる東証です。この東証の取引時間は、平日朝9時~11時30分、午後12時30分~15時までとなっています。土日祝日は売買できません。午前の取引時間のことを「前場」と呼び、午後の取引時間のことを「後場」と呼びます。株の売買が行われるのは、原則この前場と後場の時間内のみです。

ただし、日本には東証以外に「名古屋証券取引所」「福岡証券取引所」「札幌証券取引所」といった取引所が存在します(「大阪証券取引所」もありますが、現在では先物などのデリバティブ商品のみを扱っており、現物株式の取引は行われていません)。名古屋、福岡、札幌の証券取引所はいずれも後場が12時30分~15時30分までとなっており、東証よりも30分長く時間が設定されています。

ほとんどの上場会社は東証で取引されますが、中には名証や福証、札証のみに上場している会社、東証と名証など2か所に上場している会社も少数ですが存在します。東証以外の取引所を扱っている証券会社は限られていますが、その証券会社に口座を持っていれば、名証・福証・札証に上場している会社の株であれば15時30分まで取引ができるということになります。

売買が活発になる時間帯は?

このように、東証であれば1日のうち合計5時間の取引時間があるということがお分かりいただけたかと思います。では、この5時間ずっと同じように株の取引きが行われているかというと、そういうわけではありません。売買が活発になる時間帯と、あまり取引が多く行われない時間帯とがあるのです。

最も売買が活発になる時間帯は、朝9時~9時30分くらいの「寄り付き(その日最初の取引)」後の時間と、14時30分くらい~15時までの「大引け(その日最後の取引)」前の時間です。その次に動きが出やすい時間帯というのは、前場の引け(11時30分)直前と後場寄り(12時30分)直後です。こうした時間帯には売買が活発になることで、値動きも上下にかなり荒く動くという傾向があります。

株価に大きな動きがあることで値幅を取りやすい反面、まだ慣れていない初心者にとっては乗りこなすのが難しい場面であるとも言えるでしょう。デイトレードの場合には、このような売買が活発で出来高が大きくなる時間帯に取引を行うのが基本となります。

逆に9時30分~10時30分、13時~14時くらいの時間帯は売買が落ち着いて動きが少なくなる時間帯です。荒い値動きが苦手な場合には、逆にこのような時間帯を狙って売買する方がよいでしょう。

取引予約は24時間可能

サラリーマンなどで「9時~15時の間では仕事で取引なんてできない!」という方も多いかと思います。実は、証券取引所が開いている時間帯以外でも、取引の予約は24時間いつでもできるのです。

例えば仕事でザラバ(寄り付きから引けまでの取引)を見ることができない場合にも、夜寝る前や朝起きたときに「寄り付きで成り行き買い100株」という注文を出しておけば、寄り付きの時間になると自動的にその取引は執行されます。つまり、9時にザラバを見ることができなくても、株を買うことができるのです。同様に、保有株を今日中に○○円で売りたいと考えたら「○○円指値売り100株」のように指値注文を出しておけばよいのです(ただし、この場合成り行き注文と違い、指値に達しなかった場合には取引は執行されないので注意が必要です)。

成り行き注文や指値注文以外にも、証券会社のツールを使えばさまざまな売買方法で取引予約をすることができます(可能な売買方法は証券会社によって異なるので確認が必要です)。こうした機能をうまく使いこなせば、ザラバを見ることができなくても自分の意図に則した取引をすることができるのです。慣れるととても便利ですね。

PTS取引とは?誰でもできるの?

予約取引以外で、サラリーマンなど昼間に相場を見ることができない人とって強い味方となるのが、このPTSと呼ばれるシステムです。PTSは東証のような一般の市場とは異なり、証券会社によって開かれる私設市場のことで、取引可能な時間帯が東証の取引時間帯よりも長く設定されています。特に夜間にも取引を行っているために、日中仕事で取引ができないサラリーマンにも人気が高いのです。

現在PTSを行っている証券会社はSBI証券1社しかありません。なので、PTSで取引をするにはSBI証券の口座を持っていること、そしてそのSBI証券の口座でしか売買できないということは注意する必要があります(たとえば、松井証券の口座で持っている株をSBIのPTSで売ることはできません)。また、取引できるのは現物のみであるということも覚えておきましょう。

SBIのPTSの取引時間は朝8時20分~16時までと、19時~23時59分までです。PTSが最も活発に取引されるのは、やはり夜間の時間帯でしょう。特に大引け後に決算や材料が出た場合にはPTSの売買も活発になります。翌日の寄り付きを待たずに株を買う(売る)ことができるため、有利に働くこともあります。ただし、私設市場である以上どうしても取引の流動性はザラバと比べるとかなり低くなるため、自分が思ったように売買できない場合もあるということも頭に入れておきましょう。