IPO株とはどういうもの

投稿者: | 2016年3月7日

IPO株は、新規未公開株のことで、英語でいうとInitial Pubic Offering の頭文字をとった略になります。

IPOは、取引所に上場しようとする会社を証券会社が上場までサポートをしています。そのサポートの中心的な証券会社を主幹事証券、その他の証券会社を幹事と呼んでいます。IPO株を購入する為には、どの証券会社でも購入できるというわけではなく、上場する会社の主幹事、幹事を行っている証券会社でないと購入はできません。

取引所に上場の承認をもらった会社は、取引所のホームページに掲載されており、主幹事や幹事の証券会社もわかるようになっています。未公開株などのトラブルがあるようですが、上場を承認しているのか、上場予定があるのかは、ホームページで確認することができます。

しかし、上場する予定であっても、その会社の都合で突然上場延期になったり、取りやめになったりする場合があるので、必ずしも上場できるわけではないです。

IPO株の購入方法、仕組み

IPO株の購入は、上場する会社主幹事、幹事会社の証券会社に申し込みをする必要があります。上場するまでの一定のきめられた期間に申し込みをする必要があるので、スケジュールをしっかり把握して資金等も用意する必要があります。

申込みをする前に、会社の人気度やIPO株の需要状況を探る為に、BB(ブックビルディング)という期間が設けられています。BBの期間に入る前に、会社でいくつかの仮条件と呼ばれる価格帯を提示します。購入希望者は、この仮条件の価格帯の中から価格を選択し、申込みをします。価格帯の中であれば、どの価格で申し込みをすることができますが、IPO株は人気があるため、ほとんどが仮条件の価格帯の上限価格で決まる事が多いです。

売り出し価格(公募価格)がきまったら、この売り出し価格以上の価格で、BBの期間に申し込みをした人に購入の権利があります。しかし、購入の権利があっても、IPO株数より購入者が多い場合は、証券会社のルールにより、配分や抽選になります。

抽選でなかなか当たらないIPO株

IPO株は、発行する株がきまっているので、購入申し込み者に対して圧倒的にIPO株が少ないということが普通です。

また、主幹事証券よりも幹事証券は、配分数がかなり少なくなります。IPO株の配分方法は、証券会社のルールによってきまります。証券会社では、抽選で配分を行う場合と裁量配分で配分するがあります。裁量配分とは、お客様の投資状況や資産状況など総合的に勘案して配分する方法になります。この配分方法だと、ある一定の条件を満たした一部のお客様のみになってしまいます。

一方、抽選の場合は、申込みした全ての人が対象となり平等になります。そうなると抽選に当たる確率を増やすために、一人の人が、IPO株の申し込みができる証券会社で申し込みを行うことになります。そうすると、1人が2.3つ抽選を行うことになるので、ますます抽選倍数が高くなり、当たりにくくなります。発行する株数が少ない会社やもともと配分の少ない幹事証券だとさらに抽選で当たりにくいということがおきます。

IPO株はもうかるのか

IPO株は一般に値があがりやすいといわれています。特に人気がある会社などは、IPO株で購入できなかった人は、上場後に買うしかできないので、上場初日に買おうとする人が多くなります。

一方、IPO株を購入できた人は、当然ですが自分が購入した売り出し価格以上の価格にならないと売却しません。そうなると買う人は、売り出し価格以上の値段で注文しないと購入が難しくなります。その為、売り出し価格よりも高い値段で出してくる人が多くいます。購入したいと考える人が多くなると需給バランスが偏ってしまい、どんどん株価が上がっていきます。

上場初日の値幅は、上限は、板中心気配(公募・売り出し価格)から4倍、下限は、板中心気配(公募・売り出し価格)から約4分の1となっており、株価が上限にきて上場初日に初値が付かない場合もあります。

そういった場合は、翌日に即日徴収(即日預託)という規制がとられることもあります。
また、IPO株で購入する場合、買いの手数料がかかりません。投資金額と売却金額の利益をとりやすくなっています。