株とは何かを簡単に解説

株とは、株式とも呼ばれ株式会社を構成する資金の一部を分割しやすい構成単位にしたものを言います。
株というものがどんな効果を持っているか株を発行する側、購入する側それぞれから見ていきましょう。
株を発行している会社にとって、株式の効果は合資会社などの出資金と同じで資金の調達方法の一つになります。

株を購入する側にとっても出資金と同じで配当をもらえたり、会社に対しての発言権を得たりという効果が得られます。

簡単に株の効果を説明しましたが、実際にみなさんは株を目にしたことがありますか?株は以前は紙で発行することが当たり前でしたが、平成21年1月5日に株券電子化が実施され、今では上場企業はペーパーレス化しています。未上場企業では定款や議事録に株の持ち分割合を記載しているだけで実際は株券を発行していない会社も多いので、自分の親が株式会社を運営しているという方でもなかなか目にしたことはないのではないでしょうか。

株の仕組みについて解説

株の仕組みを知るためには、まずその歴史を見てみましょう。

株の始まりは16世紀の中頃、つまり大航海時代と呼ばれている時代にさかのぼります。当時、ヨーロッパではアジアやアフリカなど遠方の名産を持ち帰っては売るという貿易商売が盛んになり始めた時代です。遠くの国に安全に行くには、また大きな成果を得るには大きな船が必要でした。しかし、小さな船に比べれば安全といっても、公開には嵐や海賊といったリスクが付きまといますし、大きな船を作るのにも、航海中の船員の給料や食事についても莫大なお金がかかります。そこでオランダのある会社が株を発行しました。お金を出して株を購入した者は貿易の利益の分配を受けることができます。また、たとえ船が沈没したとしてもそれ以上にお金を支払う必要がありません。貿易会社はより大きな船を作り株主を集め、利益を分配する。これが株式会社の始まりです。

今でも基本的な仕組みは変わっていません。会社は集めたお金で事業を運営し、得られた利益から投資家に配当をする。投資家は投資金額に見合う配当なら投資をするという仕組みになっています。

企業にとっての株式発行のメリット

企業にとって株を発行することにはいくつかのメリットがあります。

まずは銀行を通さずに直接事業活動に必要な資金を集めることができるということです。銀行から借入れをすると元本に加えて利息を決められた期限までに返済および支払いをしなければなりませんが、株は基本的には返さなくてもいいお金です。また、配当についても払うタイミングは会社側で決められます。もっとも、毎年利益が出ているのに配当をしないと株主から不満が出ますが。

また、従業員に株を持たせて従業員の仕事に対するモチベーションを上げることにも利用できます。従業員は自分の会社の株を持つことで会社の価値を上げることで自分の財産の価値が上がるわけですから一生懸命働いてくれるだろうという図式です。特に上場企業であれば自分の持っている株の価値がリアルタイムにわかりますし、上場をしていないまでも目指している会社の従業員にとってみれば上場して自分の持ち株の価値は上がるはずという期待感があります。有効な手段になるのではないでしょうか。

投資家にとっての株式発行のメリット

株主にとっての株を購入するメリットとはなんでしょう?

一つは配当を受けられることです。配当を受けるには会社が利益を出していなければなりません(厳密にいえば利益剰余金が貯まっていないと配当できません)が、安定して利益を出している会社であれば銀行の預金の利息よりより相当高い利率の配当が得られる可能性があります。

また、配当をインカムゲインと言うのに対してキャピタルゲインというものがあります。株を売ってお金を得ることです。株を他に売却する際に購入したよりも高く売れた場合には利益を得ることができます。これも株主にとってのメリットです。

もう一つ重要なメリットとしては、会社は利益を上げることを大前提としています。利益はどんどん利益剰余金という形で貯まっていきます。これは株主のものであり、出資金(株の購入金額)に価値を付加するものになります。企業価値の向上という言い方をしますが、企業の価値が向上すると株の価値も向上する、つまり、株を購入すると企業を運営している人たちが勝手に価値を高めてくれる資産形成効果があり、ゆくゆくはキャピタルゲインに繋がります。

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